矯正歯科 ORTHODONTICS

ワイヤー矯正

歯にブラケットと呼ばれる金属装置を取り付け、その間からワイヤーを通して、目的の位置に歯を動かしていく矯正治療法です。様々な位置に歯を動かせることから、幅広い症例に対応しています。ただ、金属製のワイヤーが目立ってしまうことがあります。

• メリット

  • 幅広い症例に対応できる。

• デメリット

  • 金属なので目立ちやすい。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。

第一期治療

3～12歳くらいまでのお子さまに対して行う矯正治療です。治療が必要になる例には、出っ歯、受け口、下顎が顔の中心からずれている、前歯がかみ合わない、大人の歯がでこぼこに生えている、大人の歯が変な向きに生えてきたなど多岐に渡ります。お口の状態をしっかり診断して、患者さま一人ひとりに適した治療方法を提案します。治療期間は1～4年、治療後の保定期間は2年程度が目安です。

拡大床

床矯正とは、永久歯を綺麗に整列させるために顎の幅を適切に広げるための矯正装置です。脱着式のため、食事などのストレスはありません。ただし、一定時間装着しないと成果が出ないので、お子さまとご家族がご一緒に矯正治療に取り組む意識が必要です。

• メリット

  • 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる。
  • 治療の痛みが少ない。
  • 取り外しが出来るので、食事の際に困らない。
  • 取り外しが出来るので、ブラッシングがしやすい。

• デメリット

  • 混合歯列期6歳〜11歳くらいの子どもが対象。
  • 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。

リンガルアーチ

リンガルアーチとは、上アゴに装着して上アゴ自体を大きくする矯正装置です。
固定式の装置のため、小臼歯と大臼歯にバンドと呼ばれる輪っかを付けて上アゴに固定します。装置の真ん中には大きなスクリューが付いており、そのネジを回すことによって装置を拡げていきます。上アゴの真ん中には正中縫合と呼ばれる骨の接合部があり、装置を拡げるとそこが開く仕組みです。

• メリット

  • 固定式の為、上顎を大きくする効果が高い。
  • 顎が大きくなるスピードが早い。
  • 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる。

• デメリット

  • 慣れるまでは、食事や発音がしづらい。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。

第二期治療

第一期治療のみで治療が完了しない場合、12歳くらいから永久歯列期に行なう矯正治療です。例えば上顎に比較して下顎が著しく後退して出っ歯になっている場合、第一期治療で下顎の成長を促進させる装置を使って上顎と下顎の不調和を改善し、第二期治療で永久歯を並べる、といったように仕上げの治療を行います。

マルチブラケット

ブラケットとよばれる金属器具を歯に取りつけて、ワイヤーの力で歯を三次元的に矯正する方法です。当院では、通常は永久歯列期の矯正に使用されるエッジワイズ法のマルチブラケット装置を使用しております。一般的には歯の表側に矯正器具を装着しますが、見た目が気になる方は「舌側矯正治療」と呼ばれる歯の裏側に装着できるタイプもあります。

• メリット

  • 多くの症例に対応できる。
  • 装置が頑丈で、壊れにくい。
  • 白や透明の目立たないブラケットを選択することも可能。

• デメリット

  • 金属ブラケットを用いての表側矯正の場合、装置が目立ちやすい。
  • 慣れるまで発音や食事がしづらい。
  • 保険適用外のため、自由診療になる。